小説家で詩人の稲葉真弓さんが8月30日に他界されました。稲葉さんとはニューヨークから帰って間もない80年代初めに知り合っておつきあいがはじまり、2011年には「ことばのポトラックvol.4」<女詩会>」にも出演していただきました。2年前に癌の告知をうけ、闘病しながら執筆活動なさっていたそうです。
彼女のことを想うとき、まず浮かんでくるのがあの印象的な声。よく響く低い声に暖かな力がこもり、忘れがたいです。「ポトラック<女詩会>」の映像から稲葉真弓さんが出演している部分を編集して という短い映像を作りました。ポトラックの記録をしてくれている大川景子さんの作です。魅力ある声で読み上げられる2篇の詩をお聞きください。(2014.9.10 大竹昭子)