「ことばのポトラックvol.1」 絶賛発売中!

2011年3月11日に起きた東日本大震災から16日後の3月27日、大竹昭子の呼びかけで、サラヴァ東京(東京/渋谷)にてスタートしたことばを持ち寄るこころみ。第一回目には13人の詩人と作家たちが参加して感動的な会になりました。( potluck = 「持ち寄る」)

2012年10月16日火曜日

「ことばのポトラック in 名古屋」(2012/10/14)

大竹昭子さんと堀江敏幸さんが、名古屋の七ツ寺共同スタジオでトークイベントを行いました。
大竹さんのwebサイト「カタリココ」で報告をご覧いただけます。

岩手県陸前高田市立気仙中学校よりお手紙いただきました。


ことばのポトラック 大竹昭子様

このたびは本当にありがとうございます。ご支援に深く感謝申し上げます。
震災から一年、学校では震災前の教育活動に少しでも近づけるようにと生徒と共に取り組んでいます。統合になった空き校舎を借りての学校生活は、震災を一時忘れ、活気あふれるものとなっております。しかし、保護者の7割は仮設住宅や借屋、アパート住まいであり、家庭での生活、特にも受検を控えた3年生の勉強が心配されるところです。スクールバスで帰宅するまでの時間を宿題や受験勉強に当てている次第です。このような生徒たちの学校生活がより充実したものになるよう、ご支援いただいたお金は、大切に使わせていただきます。
それでは、朝夕涼しくなって参りました。体調を崩されぬようご自愛ください。

平成24年10月9日

陸前高田市立気仙中学校
副校長 村上誠

岩手県陸前高田市立気仙小学校からお手紙いただきました。


大竹昭子様

 10月に入り、やっと秋季を感じられるころとなりました。大竹様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 さて、このたびは気仙小学校に対しお心遣いをいただきましたこと、誠にありがとうございます。また、「ことばのポトラック」もお送りいただき感謝申し上げます。様々な分野でご活躍されている方々のほとばしる言葉の息吹を感じるとともに、懐かしい地元気仙川湖畔を思い出すことができました。
 気仙小学校は、津波により校舎が全壊し、現在は近隣の長部小学校で合同授業を行っています。また、3月で閉校が決まり、平成25年4月より「気仙小と長部小」が統合し一つの学校となるための準備も粛々と進めているところです。
 東日本大震災から1年半が経過しました…。市内では瓦礫が山積みの中、施設の撤去が始まる中で、どれくらいの時間を要するか分からない“復興”ではありますが、学校は、未来を切り拓く地域の一人として「自分たちが生きる時代は自分たちが創る」そんな子どもたちを育てていきたいと日々努力しているところです。
 今後、しばらくは、大変な状況が続くことが考えられますが、遠く離れている皆様からの励ましを心の応援歌として胸に刻み、今後も歩んでいきたいと思っています。
平成24年10月5日

岩手県陸前高田市立気仙小学校
校長 佐藤誠喜