日時:2012年1月21日 (土) 12:00 open 13:00 start
場所:サラヴァ東京(渋谷松濤)
管啓次郎(特別ゲスト・詩唱)
写真家の畠山直哉さんは、昨年秋、東京都写真美術館で個展を開催されたとき、当初は予定していなかった故郷・陸前高田の写真を展示に加えました。大震災がなければ発表されることのなかったこれらの写真群は、「写真とは何か?」という本源的な問いを私たちに突きつけます。陸前高田の写真を上映しつつ、この数ヶ月間に彼が写真を巡って考えてきたことを語り合います。
(企画・大竹昭子)
◆畠山直哉 はたけやま・なおや プロフィール
写真家。1958年岩手県陸前高田市生まれ、東京在住。84年筑波大学大学院芸術研究科修士課程修了。97年第22回木村伊兵衛賞受賞。2001年第49回ヴェネチア・ビエンナーレ(日本館)参加。写真の「科学性」を重要視しながら、自然・気象・人間などのテーマを精緻な写真表現に結実させて世界的な評価を得ている。近年の主な個展に07年「Draftsman's Pencil」神奈川県立近代美術館鎌倉館、11年「ナチュラル・ストーリーズ」東京都写真美術館。著書に、写真集『LIMEWORKS』(1996)、『A BIRD』(2006)、講演集『話す写真 見えないものに向かって』(2010)など多数。