場所 サラヴァ東京(渋谷松濤)
予約フォームか、電話 03-6427-8886 より。
第6回の11月23日(日)は、東北へ、言葉が迫ります。新しく書き下ろされる詩の言葉で、そして、これまでこの土地で長く伝承されてきた歌で、東北の地とともに震えたい。
日本語がいかに構想力を持つか、ユーモアを持つか、歌と音楽が力を持つかを試します。(企画/佐々木幹郎)
◎第1部「東北を想う」詩の朗読とトークセッション
出演/谷川俊太郎、高橋睦郎、佐々木幹郎
特別ゲスト/御厨貴
◎第2部「東北を歌う」津軽三味線と民謡
出演/高橋竹山
プロフィール
谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)
詩人。1931年東京生まれ。1952年第1詩集『二十億光年の孤独』出版。以後、詩、エッセイ、脚本、翻訳などの分野で文筆を業として今日にいたる。詩集に『21』、『落首九十九』、『ことばあそびうた』、『定義』、『みみをすます』、『日々の地図』、『はだか』、『世間知ラズ』、『minimal』など多数。エッセイ集に『散文』、『ひとり暮らし』。絵本に『わたし』、『ともだち』、『もこもこもこ』など多数。ピアニスト・谷川賢作とのコラボレーションが多く、CDに「クレーの天使」、「家族の肖像」など。最新刊に詩集『私』、『トロソムコラージュ』、対談集『ぼくはこうやって詩を書いてきた―谷川俊太郎、詩と人生を語る』など。
高橋睦郎(たかはし・むつお)
詩人。1937年北九州生まれ。少年時代より詩・短歌・俳句・散文を併作。福岡教育大学卒業と同時に上京、広く学芸の諸先輩と交遊しつつ学ぶ。詩集26冊、句集7冊のほか、小説、舞台台本、オペラ詩章、新作能、新作狂言、新作浄瑠璃、試論、随筆...など、著書多数。近年、日本古典文芸・芸能の読みを深める。近刊に詩集『何処へ QUO VADIMUS』、試論『詩心二千年 スサノオから3・11へ』、『自句自解 ベスト100』。米、英、アイスランド、デンマークから訳詩集6冊。近く米国ミネソタ大学出版会から自伝小説『十二の遠景』の翻訳出版。国内外で自作詩朗読も積極的に続ける。
佐々木幹郎(ささき・みきろう)
詩人。1947年奈良に生まれ大阪で育つ。1970年第1詩集『死者の鞭』を刊行後、詩集に現代詩文庫『佐々木幹郎詩集』、『音みな光り』、『蜂蜜採り』(高見順賞)、『砂から』、『悲歌が生まれるまで』など。エッセイ・評論集に『中原中也』(サントリー学芸賞)、『自転車乗りの夢』、『パステルナークの白い家』、『アジア海道紀行』(読売文学賞)、『やわらかく、壊れる』、『中原中也―悲しみからはじまる』、『雨過ぎて雲破れるところ』、『人形記』など多数。編著に『新編中原中也全集』全6巻。最新刊にエッセイ集『旅に溺れる』、詩集『明日』など。
御厨貴(みくりや・たかし)
東京大学先端科学技術研究センター教授。1951年東京生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学教授、政策研究大学院大学教授などを経て、2002年より現職。政治家や官僚を中心としたオーラル・ヒストリーに取り組むと同時に、新たなテーマ「建築と政治」にも目を向ける。TBS「時事放談」キャスター。近著に『権力の館を歩く』、『知と情 宮澤喜一と竹下登の政治観』など。3・11以後「東日本大震災復興構想会議」副議長を務めた。
高橋竹山(たかはし・ちくざん)
幼少の頃、三味線に出会い、11歳で稽古を始める。17歳のとき、津軽三味線奏者の初代・高橋竹山のレコードを聴いたのがきっかけになり、18歳で内弟子になる。高橋竹与(ちくよ)の名で初代とともに舞台に立つ。内弟子生活6年を経て1979年に自立。1980年に渋谷ジャンジャンで初の独奏会。以後、独自の演奏活動を行ないながら、初代とともに日本国内はもとより、1986年アメリカ7都市公演、1992年フランス・パリ公演など海外でも活躍。1997年竹与改め「2代目高橋竹山」を襲名。渋谷ジャンジャンで、初代とともに襲名披露演奏会。2000年アメリカ・ワシントンDC、ニューヨーク公演。伝統にモダンな現代感覚と女性らしい繊細さを織り込んで、全国各地で演奏活動を続ける。CDに「chikuzan」「三味線じょんがら―竹山の汀へ」「糸魚川ジオパーク音頭」など。